品質保証部門 QA(Quality Assurance)
製品品質の最終的な判断を担う部門。
日々経験を積み、判断力を磨いています。
- 会社に入社したきっかけは?
- 人々を病から救ってくれる「薬」の体内での働きに好奇心を覚え、薬学部の6年制学科を専攻しました。目の前の患者さんを救うことができる病院や薬局の仕事も魅力的でしたが、私は出会ったことのない多くの人々の役に立つことができる医薬品製造の仕事により魅力を感じ、製薬会社を志望しました。当社は錠剤をはじめ、ハードカプセル、ソフトカプセル、顆粒・細粒、救急絆創膏、液剤、丸剤、ドリンク剤等、業界の中でも珍しいほど多様な剤型の製造ラインがあり、幅広く知識を得られる環境だと感じています。
- 仕事のやりがいは?
- 徐々に判断力が身につくことに、やりがいを感じています。品質保証部門は、製品品質の最終的な判断を担う立場にあります。品質に問題のある製品が出荷されれば、消費者に健康被害を与えてしまうかもしれません。一方で、出荷を止めれば医薬品の供給不足を招き、社会に迷惑が掛かります。また製品回収となれば、会社も大きな経済的損失を被りますし、社会的な信用も失ってしまいます。品質保証の仕事は、判断の繰り返しです。「品質への影響」を見極め正しい判断をすることは難しく、現在も日々悩んでいますが、上司にも相談しながら経験を積み、判断力を磨いています。
- 仕事で苦労した場面と、どう乗り越えたか教えてください。
- 製品の品質を確保するためには、厳しい目線でのチェックが必要であり、時には製造部門や品質管理部門に無理なお願いや改善を要求しなければならないことがあります。各部門のメンバーが一生懸命仕事をしている様子を見ている中で、更なる作業をお願いすることには心苦しさを感じます。一方的に指示をするのではなく、各部門の意見によく耳を傾けることを心掛けています。その上で最良の解決策を模索していますが、周囲の理解と協力にいつも助けられています。
- 仕事を通して嬉しかったことは?
- 製造部門や品質管理部門から相談を受け、力になれたときに嬉しさを感じます。問題解決の一助となれること、その結果感謝されることは大変励みになります。信頼性の高い医薬品を供給するためには、まずは自身が社内外から信頼されることが不可欠だと思っているので、どんな状況でも誠実に対応することを心がけています。もっと頼りになる存在になれるよう、今後も研鑽を積みたいと思っています。
- 休日の過ごし方は?
- 体を動かすことが好きで、週末はジムで走って汗をかいています。年に数回、同じ趣味の仲間とマラソン大会にも出場しています。たくさん汗をかいてリセットした後は、おいしいものを食べることも大好きです。また、時間を見つけて英語の勉強もしています。まだ経験はありませんが、原薬の製造所監査等で海外出張に行くのが目標です。
- 就活中の方にひとこと
- 医薬品工場の品質保証では、薬剤師資格を必要とした業務もあり、製薬企業にいながら「薬剤師」の資格を活かすことができる数少ない選択肢の一つだと思います。研究職や病院・調剤薬局と違い、学部で学んできた内容が直結する仕事ではないかもしれません。でも反対に、学部や実習では経験できない、社会貢献に繋がる企業ならではの分野だと感じています。学生時代に学んできたことも、直結はしなくとも必ず役に立つはずです。 自身が薬学部出身なので後輩へのメッセージを先述してしまいましたが、実際、当社では他学部の出身者が多く活躍しています。品質保証に関しては、入社してから学ぶことばかりです。品質の確かな医薬品を世の中に送り出したいという思いを持っている方、自然豊かな環境が好きな方、一緒に働けるのを楽しみにしています。